冠の雪原行ってきた!(DLC第三弾出ないかな)
以下、エキスパンションパスの内容ネタバレを含みます。
やる前からめちゃくちゃ楽しみだった。
寒そうでどこか荘厳な雰囲気も探検服のデザインも、「伝説」という重々しい響きにも胸がときめいた。
これはもう気持ちの問題なんだけど、強そうな伝説とかガラルの王的なポケモンと対等に渡り合えるように、せめて縛り組み手は全タイプ制覇しときたくてクリアした。
いやー育成しんどかった。これについてもまた書きたいな。
そんなことやってたら、配信開始した23日から一週間くらい経ってからのスタートになった。
シナリオ自体は3日で終わった。
おもしろかったし、雪原の景色は綺麗で、出てくるポケモンも見たことないのばっかりで新鮮だった。
でも正直いうと、少し物足りない。というかそれについて考えをまとめるためにこの記事を書いている。
これでもう、第三弾が出る予定がないのはけっこうさびしい。
私は過去作をほぼやっていないので、伝説にあまり思い入れがない。ランクマに潜る予定も今のところないし、とくせいパッチも「あ、出るんだ。ふーん」くらいの感覚でしかなかった。
それでも冠雪原がめちゃくちゃ楽しみだったのは、バドレックスのおかげだ。
めちゃくちゃかわいくない??シカっぽい賢そうな顔、芽キャベツ(がモデルでしょう)のまるーい頭。このポケモンに会えるのが一番楽しみだった。
公式の説明ではこんな感じ。
誇り高き統率者
太古の昔、ガラル地方一帯を統べていたポケモン。華奢で小柄な見た目だが、立ち振る舞いは優雅で威厳に満ちている。極めて高い知能を持ち、過去・現在・未来の出来事すべてを見通すともいわれている。
こういう抽象的で謎めいた(少し厨二病的な)説明を見て、「どんなことがわかるんだろう??」ってワクワクした。
冠雪原の駅に降りて、ピオニーと会ってなんやかんやでフリーズ村に着いた時点で、もうバドレックスの気配がぷんぷんしていた。
思ってたよりもめちゃくちゃ早く本人?に会えて少しびっくりした。シナリオの最後の方に、神殿かなんかの奥で会うラスボス的なイメージだったから。
バドレックスの喋り方はかわいい。「豊穣の王」に恥じない、高慢すぎもせず、卑屈でもなく、誇り高くて品のある台詞回しだと思った。考えた人に拍手。
シナリオを終えた今となっては、もうゲーム内では喋ってくれないのがさびしい。
そもそもなんでバドレックスは力を失ったのか。
そこらへんに関して、はっきりとした説明はされないままシナリオが終わったけど、雪原の各地に点在する古びた台座の記述で、その過去についてほのめかされている。
そのスクショを、推察できる時系列順に並べてみよう。
…と思ったんだけど、もうやってくれている人がいた。私がやるより遥かに丁寧でわかりやすいと思う。
素晴らしい記事を書いてくれてありがとうございます。
記述の中に気になるところがある。「手を広げると〜」のくだりだ。
これは勝手な推測でしかないけど、おそらく人々の広げた手は、かの者(バド)にとっては鳥ポケモンの翼に見えたんじゃないか?
ブリザポスと合体してる時のタイプは氷・エスパーで、バド単独の時は草・エスパー。
(選ばなかったゴースト馬と合体している時はゴースト・エスパーらしい。かっこいい)
思い当たる鳥ポケモンと言えばガラル三鳥だ。サンダー、フリーザーらへんはともかく、ファイヤーはバドに効果ばつぐんの攻撃を当てられる。
人々に恵みを与えて過ごしていたバドレックスが、なんらかの形でガラル三鳥に革命を起こされ、傷ついて力を失った。そう考えてみれば、一応筋は通る。
フリーズ村のおじいさんいわく、マックス鉱石を土に埋めると野菜がでかくなるらしい。(シナリオ中でにんじんのタネをもらう時に言われるセリフ)
丘の「ダイ木」がその影響を受けているとすると、そこに実ったきのみをついばむガラル三鳥が(周りの野生ポケモンと比べて)かなり強いのも、なんとなく辻褄が合う気がする。
バドがガラルの王なら、ザシアン&ザマゼンタが加勢に来てもおかしくないはずなのになんで負けたのかとも思うけど、太古の昔だからまだ生まれてなかった説が考えられる。もしくは霧でわかんなかったとか(適当)
(追記:広げた手のひら、よく見るとムゲンダイナの顔っぽい気もする。)
氷の白馬ポケモン・ブリザポス(本当はゴーストの方にしようとしてたんだけど古の墓地が見つからなかった)にキズナのタヅナを引っかけて、バドレックスは本来の姿になる。
力を取り戻したのに、カンムリ雪原に緑が戻らないのはなぜか。
豊穣の王編を終えた当初はそこが不思議だったんだけど、シナリオを進めるうちに「これから戻っていくんだろうな」って思いつつある。
さっきの仮説通りにいくと、ガラル三鳥を主人公が捕まえたから(ムゲンダイナとかも手持ちだし)、もうバドにとっての脅威は今のところいない。
それでもバドが再び王として君臨しない(フリーズ村でバドを連れ歩いても、特に何も起こらない)のは、バドがもうその役目から解放されたってことなのかなと解釈している。
ゲーム中でバドレックスは特に悲壮感もなく(自分の力が失われたことを嘆きはするが)淡々と、愛馬に去られたことや人々に忘れられたことを語るけど、聞いてるこっちがなんだかたまらなくなった。
長い時間、すごく寂しかっただろうな、と思った。特に草・エスパーって弱点多いしな…あんなにちっこいのに一人ぼっちで…。絆があったはずの人々にも忘れられて、ブリザポスもどこにいるか分からんし…。
でもブリザポスが神殿で暮らしてたのは、一種のツンデレみを感じた。
バドを懐かしんでいたのか、「今は俺がここの王だぜ!」ってブイブイいわす気持ちなのかそこら辺はわからないけど。というかその間バドはどこで暮らしてたんだろう。
(おうじゃのしるしが落ちてたの、全然気づかなかった)
とにかく、主人公の手持ちとして、一匹のポケモンになった。そう考えるとしみじみと嬉しくなる。
個人的には、バトルとかはうちのレベル100勢がやるからうまいカレー食べたりしてのんびりしてほしいな〜と思う。
いずれカンムリ雪原には豊かな緑が芽吹き始めるのかもしれないし、「なんか今年作物の調子いいね」くらいにとどまるのかもしれない。
もう誰に話しかけても同じことしか言わないし、その先を見ることはできないから淡い期待でしかないけど(アプデとか来ない限り)。
あとわからないことがある。
ダイ木の丘を囲む湖にある小さな島に残された鍋と、
南の方にある「ワレノコエヲトドケヨ」って刻まれた古いお墓は誰のなんだろう?
(追記→鍋はケルディオの、お墓の方はミカルゲの出現スポットだとわかった。)
全体を通して「冠の雪原」自体はハッピーエンドのように見える。
ガラルスタートナメ優勝後のけっこう長いエンディングを眺めて、これで終わりかと思うと寂しくなりつつ、まだやり残したこと(図鑑埋め・国際孵化・伝説レイド)を思い浮かべて晴れやかな気持ちになれた。
エキスパンションパスをプレイできてよかった。
大好きなザングース↓は実装されなかったけどいいんだ…。過去作のXYやるし。
レジ系に関してはよく知らないけど、みんなけっこうかわいい。特にぴょんぴょん飛んでるレジエレキが好き。
最初はマスボで捕まえてたんだけど、なんか達成感が欲しくなってハイパーボール投げてみたら、みねうちで残りHP1にして眠らせても全然入らなくて苦戦した。
ランクマ用に育成したフシギバナと、しばり組み手用に育成したエルレイドが活躍してくれた。
ガラル三鳥はバトルに持ち込むまでが大変で、自転車で必死に追い回してる最中に野生のナゾノクサとかに当たっちゃって悪態ついたりとかしてた。
サンダーにスピボ投げて出てきちゃってからは、もう開き直ってマスボ(マジカル交換でめっちゃもらったので15個くらいあった)で捕まえることにした。
マスボだから削ったり状態異常とかにしなくてもいいんだけど、ちょっとムカつくので死なない程度に殴って捕まえた。ファイヤーとフリーザーはキリキザン、サンダーはデスカーンで対面。
その結果、マジで嬉しかったのがこのサンダー。見て。
いかづちのあかしが世界一似合う鳥。出会ったやつを捕まえただけだったから、まさかついてると思わなくて本当に嬉しかったよ。涙出そうだった。
フリーザーは、キャンプで遊んでる時、羽の先や目元が涼やかな水色に染まるのが綺麗でかわいい。捕まえるまではホントにいけすかないやつだったけど。
ファイヤーはムゲンダイナと少し似た、ビビッドな色味がカッコいい。
神聖さや清浄さを感じるザシアン&ザマゼンタやバドレックスと対照的になってる感じが好き。
図鑑埋めたら、次は個人的にオシャボだと思う組み合わせについての記事を書こうと思う。ついでに証つきも紹介したい。